交通安全協会に加入されている方は多いと思います。この交通安全協会の加入者が不幸にも交通事故に遭遇した場合、見舞金が支給されることがあります。都道府県により見舞金の制度があるかどうかは異なるようですが、島根県交通安全協会では、死亡した場合や一定期間以上の入院を余儀なくされた場合に見舞金が支給されます。

この見舞金について、（一財）島根県交通安全協会のHPでは、”この制度を開始以来、島根県内の交通事故発生状況を見るにつけ、会員の皆様からの『葬祭見舞金（５万円）』申請はかなりございますが、 『入院見舞金（１万円～３万円）』の申請につきましては予想を下回っております。”と記載されています。

当事務所に相談・業務依頼に来られた方の中にも、この見舞金の支給対象の方がいらっしゃいますが、相談時や依頼時にすでに申請済みで支給を受けているという方は、入院見舞金のケースが多いということもあるでしょうが、とても少ないという状況にあります。なお、支給の条件には当てはまるものの、免許更新時に交通安全協会へ加入しなかったという方も、割といらっしゃいます。

入院見舞金の申請につき予想を下回っている原因を推測してみるに、入院見舞金については該当者の申告をもってしか支給側が把握しようがないことが考えられますが、いずれにせよ、請求漏れを少なくするためには制度の周知が重要といえます。この協会のHPに、交通事故によって人身被害を受けるなどのことは、あってはならないことでありますが、不幸にして事故が発生した場合には、 ささやかではありますが、会員の皆様だけが対象の本制度をどうかご遠慮なく申請していただきたいと思います。とあるように、支給対象の方におかれましては請求漏れがないようにしたいものです。当事務所にご相談をいただくなどご縁のあった方には、交通安全協会の見舞金をご存知かどうか、支給要件に該当するかどうかを確認することとし、書類の取り寄せ方法等もアドバイスをすることとしています。

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