後遺障害診断書の費用負担
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後遺障害診断書の費用負担
後遺障害等級認定の申請を行うためには、後遺障害診断書の取得が必須です。後遺障害診断書の取得費用は医療機関によりそれぞれ異なりますが、5,000円~10,000円程度であることが多いです。
自賠責保険の扱いでは、支払いの対象となる診断書等の費用は「診断書、診療報酬明細書等の発行に必要かつ妥当な実費とする。」とされています。そして、後遺障害診断書もこの診断書に含まれるものとされています。なお、後遺障害診断書の取得のために要する費用は、等級認定の審査結果としていずれかの等級に認定された場合には「必要かつ相当な実費」として保険金の支払いを行うこととされています※。
※「自動車損害賠償責任保険の保険金等及び自動車損害賠償責任共済の共済金等の支払基準」(平成13年金融庁・国土交通省告示第1号)
第2 傷害による損害 1 積極損害 (1) 治療関係費 10 診断書等の費用
診断書、診療報酬明細書等の発行に必要かつ妥当な実費とする。
また、任意保険会社においては、等級認定の審査の結果としていずれかの等級に認定された場合には保険会社が費用を負担するものの、非該当の場合には保険会社の費用負担が拒否されることが多いです。
このように、後遺障害診断書の費用負担は、現在のところ、後遺障害等級認定結果によって異なる扱いがなされており、後遺障害等級非該当の場合は、被害者がその費用を負担するのが一般的といえる状況にあります。